「カンボジアへ」
 
  カンボジアでの活動に初めて参加させていただきました、古谷恵一の 父と母です。
 初めて恵一からカンボジアへ行くと聞いたときは、ちょっと驚きました。だってカンボジアって聞いたら、地雷・内戦・虐殺・貧しさ・・・(カンボジアの方々、ごめんなさい)恵一は笑って、「今どき何を言ってるんかね。それに地雷だって観光地や僕たちの行くところは大丈夫。」と。 イメージが変わっていったのは、カンボジアでの恵一の写真を見てからです。親の前では見せたことのないくらいのいい顔、わが子ながら本当にいい表情。どうやら、本気でカンボジアに行きたい、カンボジアで支援のお手伝いをしたいと思っているらしい・・・ でも、そんな恵一の思いを聞いてあげることができなかった 受け止めてあげることができなかった ずっとそんな思いを引きずっていたので、正直、カンボジアへ行くことは、なかなか決心がつかなかった。でもやっぱり、恵一の好きだったカンボジアに行ってみたいと思い、今回、一緒に参加させてもらうことにした。
 シェムリアップ空港、たくさんの方たちが出迎えに来てくれていた。空港からホテルに向かう車の中では、やっとカンボジアに来たんだという思い、滞在中は西さん、本田さん、ビチェさんなど恵一がお世話になった方たちに、ゲストハウス、レストラン、小学校、村、アンコールワット、地雷博物館、一ノ瀬泰三さんのお墓など恵一が訪れた場所で、恵一を感じることができた。





「村で古着配り」
 
 何処からともなく、裸足の子どもたちが集まってくる。お菓子や服などの支援物資を受け取るために、ちゃんと並んで待っている。そしてとても喜んで受け取ってくれる。文房具も新品でなくても喜んでくれる。めちゃくちゃかわいい笑顔で・・・古着のダンボールのまわりは人だかり。日本では捨てられるだろう物なのにこんなに喜んでくれるなんて。カンボジアに来る前は、実感が今一つわかなかったけれど、カンボジアに来て感じることができた。 人が多くてダンボールの周りに近づけない小さな子どもを抱っこしたお母さんたちが、私に、「この子に合うのをください」と言ってくる。ダンボールの中から何枚か持っていくと満足そうに喜んでくれる。「これでいいわ、ありがとう」みたいな感じ。こういう時って不思議と通じちゃいますよね。 「貧しさ」 アンコールワットの周辺では、物売りの子どもたちが寄ってくる。

 トンレサップ湖では、観光客のチップめあてに貧しい子どもの写真をとらせようとボートを近付けてくる。 初めは子どもにこんなことをさせる親に腹がたった。そのうちにこの貧しい子どもたちに、素直に同情できない自分に腹が立った。 和ママの言葉 「現地の人たちが今日を生きることができたらいい。明日は明日で誰かが助けてくれるかもしれない。今日を生きることができないと明日はない。」 そう・・・生きるっていうのは、一日一日の積み重ね。 「カンボジアに来てよかった」 カンボジアで働きながら、カンボジアや子どもたちのために役に立ちたいと活動している人たち、少しでも役に立つことはないかとカンボジアを訪れる人たち、そしてカンボジアの人たちの素朴で穏やかな人柄、子どもたちのめちゃかわいい笑顔・・・恵一がカンボジアを好きになったわけが少し分かったような気がした。

 今回一緒に行かせて頂いて、和ママや千代ちゃん、前回まで一緒に活動していた福一君たちの、活動の積み重ねをひしひしと感じた。村や学校、施設での活動などが、混乱することなく進められていたから。この活動が安心して受け入れてもらっているということですよね。 それから、和ママの行動力と千代ちゃんのサポート、息がぴったりですてきでした。カンボジアでの活動も、二人の大きな力が活動の原動力だと感じました。 それからそれから、共に歩こうの代表の尾上君はじめ、古着や文房具を提供してくれた人たち、影ながら支えてくれる和パパ、おばあちゃん。 恵一もきっと、和幸君に見守られながら、カンボジアが好きな人たちとカンボジアで活動することを思っていたのでしょうね。




文:古谷俊雄・君江


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『思い』
 「NPOジャパンハート」の元研修生・現会員の 越後早苗です。 「共に歩こうファミリー」とは、ジャパンハートのカンボジア事業である奨学生事業を通じてのご縁です。 カンボジアで、尾上ご夫妻・山勢拓弥さんにお会いする機会がありました。 このように、「共に歩こうファミリー」の事を知っていくほどに、私は、『活動に参加したい』と思うようになっていました。 そして、思いを持続していれば、叶います! ついに、2013年6月に実現しました。 ジャパンハートの研修中カンボジアで暮らし、医療活動をしていましたが、違う角度からカンボジアと関われた日々でした。 メンバーも医療者ばかりというジャパンハートとは違い、バラエティーな顔ぶれで、それぞれの特技を発揮してのチームワークに感心しました。 世界一周中に合流。カンボジアから帰国後、就職面接に直行。プノンペン事務所に来てくれた時には大学に通っていたのに、アッという間にシェムリアップで働いていた。カンボジア女子にトキメイテいた男子。学部と違うジャンルの世界に飛び込んで。  などなどの、日本の若者たちのたくましさ、しなやかさにも、元気をもらいました。(勝手に吸い取ってスミマセン)
 


 
そして、たくさんの荷物と日本からやって来る、皆さんにビックリ!(きっと、ドラえもんのポケットがあると思っています) そして、カンボジアの人々も、たくましく必死に生きています。 貧しいという現実の中、一生懸命に生きています。 子供が首にヘビを巻いて、観光ボートに寄ってきたり、勝手に肩たたきを始めて、お小遣いを請求したり。 「幸せとは??」 今回も、他人の姿を見て知ることは、自分の生き方についてなんだと改めて感じました。

  そして今回の活動は、古谷恵一さんの御両親ともご一緒することが出来ました。 哺乳類はお腹にいる時には“臍の緒”で、母と子はつながっているけれど、助産師の私は、かずママと恵ママには、臍の緒が見えました。 それは、和幸さん、恵一さんの存在を、しっかり感じさせるものでした。 人の思い。 形はなくて目に見えないけど、人生を形成しているもの。 見えなくて、形がないから、魂の入れ物がなくなってしまっても伝わるもの。 

                                       
  ところで、私の人生のテーマは 『楽』。 「らく」「たのしい」 今回、参加させて頂いて、楽しかったです。本当に、ありがとうございました。 「共に歩こうファミリー」の皆さん、これからも、よろしくお願いします!  


文:越後早苗

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 初めまして、共に歩こうファミリーに入らせて頂いた鶴嶋良次です。
 今回は、大工という職種を生かして家の修理をしてまわりました。 出発する前は、カンボジアの人たちがどんな家に住んでいるのか、どんな材料で作っているのか不安で、自分が役に立てるか不安でしたが、共に歩こうファミリーのサポートにより、無事任務を完了しました。

 作業内容は、洗濯物かけ、扉の加工、鍵を作りました。喜んではもらえましたが、自分的には簡単なものしか作れず、道具がないと何もできない自分の無力さに情けなさを感じました。次行った時には、今まで鉄屑にしていた金槌やノコなども持って行き、カンボジアでもう一度役立ててもらいたいと思いました。

 
  こんな素晴らしい体験ができたのも、共に歩こうファミリーのおかげです。 誘ってくれた千代と千代のおばちゃんには感謝しています。 共に歩こうの活動を作ってくれた古谷君、和幸には感謝しています。 ありがとう。  




文:鶴嶋良次


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  共に歩こうファミリーの林健太郎です。 今回、共に歩こうファミリーの一員として初めて参加しました。 この活動に参加するきっかけは、共に歩こうファミリーの副代表である福一さんに誘ってもらったことです。福一さんとは大学のサッカーサークルの先輩、後輩という関係で、サークル中に何回かカンボジアでの活動を聞いていたところ、「今度あるけど一緒に行かない?」と誘っていただきました。話を聞いていた時は、ボランティアという活動に関してあまりよくわからずちょっとした好奇心から聞いていただけでした。しかし、今思うとそれがここに至るまでの始まりだったとなにか強いつながりを感じます。

  僕はカンボジアのような発展途上国に行くのは初めてではありません。昨年、フィリピンに語学留学に行った経験があります。その時に、ストリートチルドレンがたくさんいて飲み屋に来てお客さんにお金を求めたり、路上に裸で寝ている人たちをみて、そういう人たちに何か自分が出来ることをしたいと思い、ボランティアに対する気持ちが強くなりました。 カンボジアという国に関して、実際にその国へ行くまでに持っていたイメージは、地雷が多い、貧しい人々が多いといったことで、そういった理由で現地の人々はあまり楽しく生活していないのではないかと思っていました。しかし実際に現地へ行ってみると全くそんなことはなくむしろ日本よりも活気があるんじゃないかと思うくらいみんな明るく僕たちを迎えてくれました。

  初日はトゥクトゥクドライバーのムーンの村へ支援物資の古着、くつ、アクセサリー、ぬいぐるみ、お菓子、ラーメンを配りに行きました。子供たちはきちんと並んですごいと思いました。中にはさっきもあげたよねという子も。。。 子供たちはとにかく元気でまた初めて会う僕にも一緒に遊ぼうと(ジェスチャーで)言ってくれたときは本当に嬉しかったです。
  施設の子供たちにとはスポーツを通して仲良くなりました。近くにサッカーコートがあるということでみんなでそこへ。緑が生い茂る中、とても綺麗なコートがありました。そこで日本(9~10人)vs. カンボジア(5~6人)で対決することに。サッカーをやってた僕は自信満々にコートへ。それを裸足で迎えうつ施設の子達。彼らはすごい上手で試合はほぼ互角でした。とにかく元気で最初から最後まで1時間走りっぱなしでした。最後は笑顔で握手して試合終了。言葉も通じずほとんど話してないのに心が通じ合ったと思えた瞬間でした。やっぱりサッカーの持つ力はすごいなと感じました。

  今回、最も規模が大きかった活動はトロピアン小学校での運動会を行ったことです。最初にみんなで列になって日本のラジオ体操を行いました。僕たちが前に出てやってるのと同じように子供たちも真似してやってくれました。日本人からしたらただの準備運動ですが、彼らにとっては新しい遊びをしてるかのようにみんな笑いながら楽しそうでした。 そのあと、飴くい競争、綱引きをして、最後は古着、お菓子を配ってサヨナラをしました。

 僕はボランティア自体初めてでしたが、その初めてのボランティアをここカンボジアで行うことができて本当に幸せでした。今回の活動で最も強く感じたことは、“人と人のつながり”がこんなにも大きなことを成し遂げる力になるということでした。日本で物資を支援してくださる人、それをカンボジアへ届ける人、その人をカンボジアで迎え必要な場所へ案内してくれる人、そして最後に支援物資を受け取り笑顔になる人。このつながりを決して途絶えさせることがないよう自分のできることはなんでもしたいと思えた一週間でした。

 最後に、ムーンをはじめ現地で僕たちを案内してくれたカンボジアの皆さん、現地の日本人の皆さんには本当にお世話になりました。そしてこの素晴らしい経験をさせて下さった和幸くん、古谷くん、かずママ、千代さん、福一さん、共に歩こうファミリーの皆さんには心から感謝しています。本当にありがとうございました。 またみんなで活動が出来ることを楽しみにしています。



文:林健太郎

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  こんにちは! 共に歩こうファミリーの二文字陽子です。 今回で2回目のカンボジア訪問です!!本当に多くのことを得た1週間でした。

-前回行ってから出発まで-
 私は12月に共に歩こうメンバーとしてカンボジア訪問に参加したことで、日に日にカンボジアのことを考えるようになり、自分の置かれている状況を振り返ったりするようになりました。ちょくちょくいろんなメンバーの「共に歩こう活動の様子」を見返して、涙を流すことも…。そして「またカンボジアに行きたい」という思いも日に日に強くなりました。 と同時に「共に歩こう」という存在が自分にとってかけがえのないものになっていました。そしてどうしても学生のうちにもう一度カンボジアに行きたい!と思い、就職活動中の身ではありますが参加することを決めました。

-2回目のカンボジア-
 2回目の参加…ということで正直たくさん悩みました。私は1回目行ったときどこかで「ボランティアでカンボジアに行く」という気持ちがあったと思います。でも帰国して私はなんだか「ボランティア」って言っていいのかなと疑問に思い、友人に活動のことを説明するとき何と説明すればいいか分からなくなりました。それは多分、圧倒的に私のほうがもらったものが多かったからです。私が届けたよりはるかに大きなパワーで私に返ってきて、もらってばかりの1週間だったと感じずにはいられませんでした。 だからこそ恩返しがしたくて、私は何ができるのだろうとすごく考えました。そして5つのことを実行しました。
1つは、父の仕事場に募金箱を置かせてもらい、なんと4千円集めることができました。このお金でかずママにお菓子やラーメンを買っていただきました。
2つ目に友人から洋服やアクセサリーをたくさんいただきました。
3つ目にミサンガを50本作りました。前回20本程作って持っていったところ、喜んでもらえたので、今回もこれでたくさんお友達を作ろう!そんな思いからです。
4つ目に前回たくさん遊んだ施設のみんなにアルバムを作りました。
5つ目に井戸を支援させていただきました。
結果的に出発までにできたことは、自己満足かもしれませんが、でもどれも子供たちの喜ぶ笑顔を想像して私自身楽しんで行いました。

-活動1日目-
  初日は、午前中がムーン、ムーンの彼女の村回り。ムーンの村の子は、ほんっっっとに元気いっぱいです。前回行ったときの見覚えがある子もちらほらいました。みんなの笑顔を見て「あー!私カンボジアに来たよーー!」と改めて実感しました。 ムーンの彼女の村では、88歳のおばあちゃんに会いました。前回も抱き合ったあのおばあちゃん。「オークン。ソクソバイ(ありがとう、元気でね)」おばあちゃんは何度も何度も私たちの手を握り締め声をかけてくれました。なんだろう、私はすごく生きる力を感じました。そしておばあちゃんの腕に(元気でね!長生きしてね。)そう想いを込めミサンガをつけました。 午後は施設です。恒例のカレー作りのため、マーケットでお買い物です。市場のにおいはやはりまだまだ慣れません。日本がどれほどきれいな環境かと思わされる瞬間のひとつです。これから市場に並ぶであろう、鳥を8歳くらいの女の子が5匹ほど肩に担いで歩いている姿を見て思わず、じーっと見ちゃいました。こういう瞬間はすごく多くて、カンボジアの面白さでもあります。 そして半年振りに施設の子と再会!!なんだかみんなすごく大人っぽくなっていてビックリです。みんなでサッカーもしました。日本人vsカンボジア人!私は少し参戦したけどすぐマメができて退場!笑 日本人はバテバテでしたがカンボジア人は「まだまだいけるよ」そんな様子でした。施設に帰ってお礼状を一緒にしたり、職業紹介をしたりしました。みんな真剣に取り組んでくれます。そして頭がとっても良い!本当に感心します! そしてモイさんが作ってくれたおいしい夕食もでき、みんなでいただきます!今回は、なんと!コオロギ食べました。無理~と思いながらもレスメイが私の口に入れてくれました。しかしこれが予想外においしかった…食べてみるものですね! 隣にはレスメイとホーが座って、私はクメール語を習いました。でも私の発音が悪いみたいでホーはずっと困り顔。笑 ぜんぜん理解してもらえませんでした。次回は理解してもらえるよう頑張るぞ!レスメイ、スロス、ホー、マウ、ツムみんな本当に心の優しい子達だ、改めて思いました。トンレ先生、ソティ、モイさんもありがとうございました。









-活動2日目-
 午前中はバギー体験!田舎の村を運転しました。思ったよりも簡単で楽しかったです。すごく暑かったけど、カンボジアの風を感じて、村の様子も近くで感じられました。バギーの音が聞こえると子供たちが走ってきて、手を振ってバーイと言ってくれます。なんだか愛おしいな~と。 午後はアポウの家、ヤイさんの家です。私は初めての訪問です。アポウ君とっても元気!かずママからの鍵盤ハーモニカを上手に演奏していました。頭がいいなぁ!ヤイさんも素敵なおばあちゃんです。かずママは「どうぞ入って~はい、中で座り~」と私たちを誘導します。あれ、ここはかずママの家?そう思うくらいかずママはヤイさんの家に馴染んでいます。良くんはおうちを修理し、家の中に洗濯物を干せるように頑張りました。さすが大工さん!私も少しだけお手伝い!健ちゃんと協力して紐を編み込み竿の部分を作りました。ヤイさんの笑顔も見れて嬉しかったです。     








-活動3日目-
 午前中はみんなが支援した井戸を見て回りました。3つの井戸が無事完成していました。最初は唯香ちゃんの井戸。唯香ちゃんは今回参加できなかったけど、みんなの喜んでいる顔ばっちり確認できました! その中のひとつに私の支援させてもらった井戸もありました。私が井戸を支援したいと思った理由。それは前回カンボジアを訪れたときのある昼食の時、唯香ちゃんの井戸ができたよ!という話になりました。カンボジアでは水がきれいでなかったり、水を遠くまで汲みに行かなくてはならず困っている人もいます。そのため井戸は重宝されるそうです。その井戸は1万6千円で1つ作ることができる、さらにそのお金で人件費も賄える、とかずママが話してくれました。私はその話がずっと頭に残って離れませんでした。帰国後、かずママと千代さんにお願いをして、西さんやムーンの協力のおかげで5月に無事井戸ができました。そして今回私の井戸を使ってくれているヤイおばあちゃんにも会うことができました。ほんの少しでも生活が楽になってくれたならとっても嬉しいです。こういう機会をくれた皆さんに心から感謝します。 午後はワン君の村。前回も感じたのですが、ワン君の村の子たちはすごく仲がよく、お兄ちゃんが妹をだっこしていたりと、優しい子が多いです。小さなスペースでみんなにお菓子や古着を配ったので、お祭り騒ぎのようです。何やらじゃんけん大会も始まっていました。まとまりがつかなくなると「ピーーーーー」とかずママの笛の音でわちゃわちゃしていた子供たちがビクッとなり一瞬静まります。さすが、かずママ!私は子供たち全員にミサンガをプレゼントしました。赤ちゃんも抱っこさせてもらえてとっても嬉しかったな~。









-活動4日目-
 最終日、トロピアン小学校で運動会です。私は初めての運動会!飴(ガム)食い競争と綱引きをしました。たまに「あれっ?ガム食べてないぞ」って子もいましたがみんな戸惑いながらも楽しんでいました。1位の子には、恵ママ特性のメダル!みんな顔を真っ白にして本当に可愛かった!私も飴食い参加しましたがすっごく難しかったです…。飴食い終了と同時に粉の投げ合い(?)が始まりみんな全身真っ白に。私も顔に粉をつけられました。続いて綱引き。男の子VS女の子!最初はなんと女の子勝利!そして2回戦、男の子が勝利。しかし私の近くにいた女の子が転んでしまい、泣いてしまいました。なので私はその子と観戦です。泣き止むまでずっと抱きしめました。この時すごく愛おしさを感じました。そのあともたくさん遊んで子供たちの元気の良さに感心しました。 そのあと教室に戻り、私は恵パパ恵ママとペアを組んでパンや古着を配りました。あのときあの空間で恵一君が笑っていたと、私は思います。とても幸せな時間を共有できて私もうれしい瞬間でした。  
 


 長々とですが今回の活動を振り返ってみました。今回のカンボジアは、古川ファミリーと古谷ファミリー2つの家族と一緒に行く、そう思って参加しました。和幸君と恵一君に会いたいと思ってカンボジアに行きました。感じれたかわかわないけど、なんだか近くにいるんだろうなと思うことはよくありました。それがすごく嬉しかったし、私はこのメンバーの一員として参加できて、本当に良かったと感じています。 -カンボジアを通じて考えたこと- カンボジアに比べると日本の生活の質ははるかに高いです。しかし日本にいると、そう実感する瞬間はなかなかありません。でもカンボジアに行くと日本がどれだけきれいか、思い知らされる瞬間はたくさんあります。 例えば、トイレは特にそう感じさせられます。日本のデパートのトイレどれか1つを取っても、カンボジアで言えば“ここらで一番きれいで清潔なトイレ”になり得るかもしれません。そのくらい特別じゃなくて当たり前に、日本には整った環境があって、それを当たり前に生きているんだなぁって思い知らされます。現在も日本にはどんどんきれいな建物が建ったりして生活しやすくなってきています。それはやはりとてもありがたい事だと思います。でもそういう当たり前の生活の中では、気づけないことわからないことが本当にたくさんあると改めて実感しました。 また私たちは、良い環境にいながらまだまだ不満を抱えていたり、洋服も有り余るほど持っているのに、次から次へと服を買ってしまったりもします。私たちってどこまで揃えば満足するのだろう。なんだか、カンボジアで一生懸命がんばっている子が見たらどう思うだろう…とか思ったりもします。 カンボジアに行くことで今まで目を留めなかったことに目を留めてみたり、ふとした瞬間に子供たちのことを考えていたり…。自分の生活が少し広がった気はしています。 そんなことも思うけど、私はやっぱりカンボジアが大好きだーと感じています。カンボジアの人と接しているとすごく笑顔になれます。単純にその時その時が楽しくて…自分自身笑顔で溢れています。でも私は本当のことはまだまだ分かってないし、知れていないんだろうな、まだまだ私は日本人の思考なんだろうなっ、そうも思います。だからこそもっと知りたい、感じたいと思います。 カンボジアに行くと、いつも自分が持って行ったものよりはるかに大きなパワーで私に返ってきます。今回も私は受けてばっかりだったし、たくさんのモノをもらった気がします。そんな大好きなカンボジアの人とずっと関わりたいし、たくさん恩返ししたい。だからこの先も私は私にできることをしていきたいと思います。もしかすると、私のしていることはすごくちっぽけで、彼らの生活にどれほど関われているかはわかりません。でもこの先も彼らに少しでも関わりたいし、今の私にできることで笑顔になってもらいたいと思います。今後は、私自身もっともっと大きくなって、みんなにもっと喜んでもらえるように頑張ろうと思います。









-最後に-
 今回のカンボジアも参加して心からよかったと感じています。カンボジアで私たちがスムーズに行動でき、楽しめたのは、西さん・bornさん・佐藤さん・本田さん、ドライバーのムーン・ビチェ・トチ・カンさん・ロッさんなど皆様の活躍があったからです。本当にありがとうございました。 そして準備や手配から何から何まで、かずママ・千代さんお世話になりました。特に今回は私が就職活動の都合で急遽1人早く帰ることになってギリギリまで迷惑かけました。でも2人のおかげで最後まで全力で楽しむことができました。 そして日本からいつも私たちの活動を気にかけてくれ、サポートしてくれている福一さんにもとても感謝しています。 私は共に歩こうの活動が大好きで、メンバーが大好きで、何より尊敬しています。自分の人生の中でも最も貴重な出逢いでもあります。毎回毎回とても素敵な出逢いを導いてくれている、和幸君・恵一君、本当にありがとうございます。 家族のみんなも私に協力してくれてありがとう。お父さんは仕事場に募金箱を設置させてくれました。お母さんは赤ちゃんのミルクを買ってくれました。 多くの人に恵まれて私は今を生きています。もっともっと大きくなってたくさんのありがとうをみんなに届けられる人間になりたいです。 みんな大好き!オークン!




文:二文字陽子

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第14回 人の役に立ちたいinカンボジア 上杉健太


  ぼくは今回が2回目のカンボジアだった。前回はちょうど1年前に浪人生として参加させてもらったが、今回は大学生として参加させてもらったので前回とは少し違った心境でのカンボジアだった。また前回は実家からだったが、今回は東京に住んでいたので準備の段階から母とちよさんに迷惑をかけてしまったので申し訳なかった。そして今回も参加させてくれた共に歩こうファミリー、カンボジアに行く前に電話や手紙をくれた薫さん、支援物資を預けてくれた父、出発前から帰 国後までサポートしてくれた母に感謝している。

 カンボジアに到着すると、あの独特な空気と匂いに懐かしさを感じ、1年前に感じた感覚を一瞬で思い出した。空港では懐かしい面々がお出迎えをしてくれた。去年の1週間しか一緒に過ごしていないにもかかわらず、顔を見た瞬間にこちらも笑顔がこぼれ気が付けば握手するだけではなく抱擁をかわすなどしていた。中でもやはりムーンは感慨深いものがあった。いつもの様にちょっかいを出してくるのかと思っていたら、予想とは裏腹に真面目な面持ちで、だがいつもふざけあっていた分少し照れくさそうに「元気だった?」と言ってくれ、会えなかった1年間は心配していたと言ってくれた。それだけでぼくはやっぱりカンボジアに来て良かったと心の底から感じ、その後はいつもの様にふざけあっていたが、暗い夜に真っ黒な顔で笑うムーンの顔がぼくにはとても輝いて見えた。 こうして始まったぼくの2回目のinカンボジアは新鮮で新しい環境に右往左往していた前回とは一味違い、懐かしさが常に一緒に行動してまわった。

 小学校では大人数いる子どもの中からも去年一緒に遊んだ子を容易に見つけることができ、去年撮った写真をデジカメで見せてあげると、すっかり明るい色になったぼくの髪を指さして笑ってくれた。施設のみんなもぼくのことを覚えていてくれて、サッカーをしている最中もひっかきあいをするなど別の戦いを展開していた。ソティは相変わらず日本の歌が大好きでたくさん日本の歌を教えてくれと頼んで来たり、パーシットは唯さんのことが気になるみたいで何度もぼくに「今回はなんで唯さん来ないの?」「来年は唯さん来る?」とやたら唯さんの事を訪ねてきた。
 
 日本に帰ってきてこうしてカンボジアのことを思い出すと、どれも楽しい思い出ばかりなのはとても幸せなことだとつくづく感じる。また今回は古谷くんのお父さんとお母さんともご一緒できたことは自分にとって大きなことだった。普段何気なく生活していると、先輩と話すことはあっても、自分よりも倍以上の時間を生きてこられた方や、自分の親と同世代の方とお話しさせて頂く機会はそうないのでいい経験になり、勉強になった。生意気なぼくとお話しして頂きありがとうございました。

 今回は本当に同じカンボジアでも前回とは違って、また新たな発見ができ、新たな気持ちになることができた。一期一会を体感した前回だが今回は、好きな人、大切な人には何度も会いに行き、口では「好きだ。」「大切だ。」と言うことが恥ずかしくても、一緒に話して、一緒にご飯を食べ、一緒に笑うことでその気持ちを体現する、ということの重要性を身をもって感じ、学ぶことができた。この様にまた一回りぼくを大きくしてくれた環境に喜び、この様な機会、環境を与えてくれた皆さんに感謝しています。ありがとうございました。



文:上杉健太

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こんにちは。今回「共に歩こう」の活動に初めて 参加させてもらった安藤早希です。 帰国して時間がたち、改めて感じることは本当に行ってよかったな…ということ。
 わたしが「共に歩こう」の活動をしったきっかけは、前回と今回この活動に参加している陽子さんから話を聞いたことでした。 カンボジアと聞いて、イメージするのは誰もがそんなに良い印象ではないと思います。わたしもそのうちの1人で、1度は両親に反対され、それを押し切って「行きたい」と言ったこの旅でした。地雷や食事、衛生、治安の面など本当にカンボジアについて知らないことだらけで、出発当日まで楽しみ半分、不安半分だったのが本音です。 まず行くことが決まり、1番最初に考えたことは「わたしにできることって何なのだろう」「何のために行くのだろう」ということ。この2つを考えて1か月、明るさだけが取り柄のわたしは“カンボジアの人たちにたくさんの笑顔を届ける”ということを今回の自分の目標としました。何のために行くのか…このことはずっと考えていたけど、“今行きたいって思っているから行く!現地で自分が何のためにここに来たのかを学ぼう!!”と自分をむりやり納得させ、はっきりとした答えがでないまま出発しました。
 現地に着き、率直に思ったことは想像よりも、街は明るく発展しているなということ。食糧がなく、ストリートチルドレンがたくさんいることを想像していたわたしは初日少しほっとしたのを覚えています。けれど、ほっとしたのも束の間、物資を配るために一歩村の中へ入ると、街とは比較できない生活の現状が目に飛び込んできました。カンボジアは村と街の経済格差が非常に大きいのです。しかし、こどもたちの目は本当にひとりひとり輝いていて、もちろん大人も、本当に笑顔が素敵で、笑顔を与えられるといいなって思ってきたはずなのに逆にわたしがたくさんの笑顔をもらっていたりして、あたたかい人々に元気づけられました。 栄養失調で肌や髪の色が違うこども、着る服がないこども、お金を求めて歩きまわるこども…日本では目にすることのない光景がカンボジアでは当たり前で、何とも言えない気持ちになって涙を流した日もありました。たくさんの村や小学校をまわり物資を配る中で、わたしの中に複雑な感情が1つ芽生えました。継続的にすることはできない支援、それに伴わない数の支援をまっている人々。今自分がしていることは、目の前にいる子供たちに物資を渡し、笑顔を見て満足するという単なる自己満足なのか…。そんな考えがぐるぐる頭の中をかけめぐりつつ支援を続けていたのですが、オークン(ありがとう)、そう言われる度に自分のしていることって少しはこの人たちの役に立てているのかなって考えることができるようになりました。物資の量は1人分に換算すると本当に少しの量だけど、今を生きる手助けにはなっているのかな…と。 カンボジアの人たちにとって、未来を思い描きそれを実現させるのは簡単なことではありません。それはどの国の人々にとっても同じことなのですが、生活状況・生活レベルを考えると、日本よりもはるかに難しいことなのです。
― わたしたちが物資を届けるときにみせてくれる笑顔の裏には、1日1日を必死で生きている辛さが隠されていることを忘れないでほしい ―
と、現地に移住している方に言われ、わたしは1週間、裏側から目を背けていたのかもしれないとまで思いました。帰国した今もカンボジアのことを思い出すたびに、その言葉も思い出します。その日1日を必死で生きる、カンボジアの人たちにとって当たり前のことが、むしろ生死に関わることが、今のわたしにはできているのだろうか?満腹を味わったことのないカンボジアの子供たちに恥じない食生活が今のわたしにはできているのだろうか?明日があることが、困ったときに手を差し伸べてくれる親・友達がいることが、日本人で総称するのは言い方が悪いかもしれないですが、日本人は当たり前だと思いすぎているとわたしは感じました。もちろんわたしも含めて。自分がこのように感じたことを発信することで影響力は小さいかもしれないですが、誰かの考え方・価値観も変えるきっかけになれば…と、またカンボジアに行ってみたいと思うきっかけになれば…と願っています。

  最後に今回、何から何までお世話になったかずママ、千代さん、ともに歩こうのみなさん、本当に感謝しています。してもしきれないくらいです。ありがとうございました。みなさんと1週間すごせて本当に良かったし、楽しかったです。また、支援物資を提供してくれたみなさん、心配しつつも楽しんでおいでって送り出してくれた友達のみなさん、ありがとうございました。それから、反対しつつも自分のやりたいことだからしっかりやり遂げなさいと背中を押してくれた父と母、普段言えない感謝をここで伝えます。いつも力になってくれてありがとう。2人の子として産まれてくることができて本当に良かった。大好きです。 今の自分があることが周りの支えあってのものだということを忘れずに、毎日過ごしていきます!またカンボジアに行ける日を楽しみにしています。 たくさんの笑顔であふれ、あたたかい人であふれる平和な世界になりますように。



文:安藤早希


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  共に歩こうfamillyのNEWフェイス 大松秀樹です。
  あなたは、カンボジアの国をしっていますか? 今回初めてカンボジアへ行き 多くのことを経験・体験することができた。 カンボジアへ行って、考え方が変わった気がする。 世界中には家がない、家族がいない、食べるものがない、水道がない、明かりがない、学校にいけない 病気であるのに病院にいけない、という人たちがたくさんいる。。 僕には、家族があり、だだいまと帰るホームがあり、オシャレもできて、美味しく安全な食べ物を食べれ、電気も当たり前に使えて、どれだけ恵まれて裕福なんだとつくづく思えた。

 共に歩こうを知ったきっかけは山勢君が原点だった。 だらしなかった自分をどうにかして変えたいと思っていたその矢先 山勢君から、チャリモーイズのツアーに誘われ、 この機会、行こっと軽い気持ちだった。でも、カンボジアについてなんも知らない、言葉もわからない自分が、一人で飛行機にのり、現地まで行ける余裕などとてもじゃないけど、そのときの自分にはなかった。 それで、山勢くんの原点でもある共に歩こうのカズままにカンボジアについて詳しく話しを聞こうと思ったことが共に歩こうfamilyとの出会いです。

 当日 初めての飛行機、初めての海外、まだ全然話したことのない人たちと行くことにとても不安だった。 でも、本当にみんなが優しく話しかけてくれて、いっぺんに不安が吹き飛んだ。 現地のカンボジアのシェムリアップについたとき、想像していたのと、少し違った。 とても賑やかで、道もしっかり整備され、バイクもたくさんあった。 でも、自分が見たのはほんの一部分にすぎなかった。 泊まるとこは、自然に溢れ、とても新鮮で、懐かしい感覚で心地よかった。 移動はトゥクトゥクという4人乗りのバイクで移動する。 これもまた、乗り心地がとてもよく、僕のもう一度乗りたいものランキング一位となった。

  さあ、ムーン村へ行き、古着やお菓子くばりだ。 楽しみの反面、不安でもあった。 村に行くと、想像していた通りの光景で、呆然とし、こんな子供たちがまだたくさんいると思ったら悲しくなった。 やせ細って、服も着ていない子供たちがいた。 おかしや古着をあげると、想像以上に喜んでくれた。 こうして、子供たちとふれあっていくうちに、悲しいと思っていたことが、消えた。 なにもない生活でもこうして生き生きと暮らしている姿を見て、感銘をうけた。 自分の支援物資もとても喜んでくれて、みんなが「ありがとう」カンボジア語で「オークン」といってくれるとこがまた、実に可愛くてたまらなかった。 村を出るとき、バイバイといいながらみんなが見送ってくれて素直に嬉しかった。

 午後から、施設へいき、子供たちとサッカーし、良君が職業である大工の話をした。 施設の子供たちは、礼儀正しく、勉強に熱心で、とても明るい。 自信があったサッカーは久しぶりすぎてダメダメだった、それで施設の子たちとの距離が一段と近くなった。 しかもカンボジアの人たちは、体力がとてもあることにすごいびっくりした。 その後みんなで、カレーを食べ、市場で買ってきたコウロギとドリアンをみんなで試食した。 なんか歯ごたえがよく、ドリアンの匂いはきつかったけど、とても贅沢な二品でした。

  三日目はバギー体験をした。 初めての運転だったから、最初はとても怖かった。 慣れると、飛ばしほうだいで、気持ちよかったバギー最高ーーーーー!
 そして、アポウに会いに村へ行った。 アポウは目が不自由であるのに、上手にピアノを弾け、すごく知的感覚がある。 すごく勇気をもらい、自分の弱さに気付かされた

 次の日は唯香さんと陽子さんたちが、支援した井戸を見に村へ行った。 そこでぼくは、本当にカンボジアを愛しているんだと心から伝わってきた。 この井戸で、多くの村の人たちが笑顔になれるともおもった。 自分には、まだそんなことはできないが、いずれなにか絶対に残したい!!! 大松秀樹の証を残してやる!!

 五日目には、行列相談所が作った小学校で、運動会をした。 本当に子供たちは元気がいいの一言だ。 日本のラジオ体操や飴食い競争や綱引きをし思わず本気でやっている自分がいた。 そして、おかしや服をくばると、嬉しそうな顔でオークンと言ってくるのを見ると本当に可愛い、 日本へ本当に連れて帰りたいぐらいだ。カンボジアに来て子供が一段と好きになった。 ふと、自分は年下が好きだと感じた。 カンボジアにきて本当思うことはみんな笑顔が素敵であることだ。 笑顔を見るたびに、汗が自然となくなり、涼しい風があったたような感覚になる。 言葉が通じなくても大丈夫ってことを笑顔で気づかされた。 夕食ではなんと、、、西さんが経営するすしバーへ行った。カンボジアで日本料理が食べれるなんて本当に 思ってもいなかった美味しすぎて少しだけ日本が恋しくなった。

  最後の日、水上の家にいったり世界遺産でもあるアンコールワットを見学して、カンボジアを身近に感じることができた。 言葉で表せないくらいの感動を得た。それができたのも、パシェフィトのおかげだ、オークン! この旅行にあたって本当に不思議を感じた。 和幸くんと恵一くんがファミリーと僕を巡り合わせてくれたと思う! 話を聞きに行ったとき、活動の最終打ち合わせだった 話を聞きぜひこのメンバーと一緒に行きたいと思った かずママと千代さんには心から感謝してます。 みんなをまとめてくれた直君、健太郎君、良君、陽子さん、早希ちゃん、健ちゃん、古谷両親、本当にお世話になりました。 カンボジアでお世話になった、越さん、恵美さん、西さん、拓等々今回出逢ったすべての方々にオークン!!! これからもメンバーとして活動していきたいと心から思った。 絶対人の役に立てる人間になる。 最後に 心配してくれ、行かせてくれた家族に 本当に本当に感謝したい ありがとう



文:大松秀樹


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 ここは同じカンボジア?

 今回初めてプノンペンを訪れ、山路という田舎町に住む私はまるで初めてこんな町に来た、というような目でキョロキョロ見渡し、カメラを抱え、いちいち歓声を上げていました。

  みんなは1週間のシェムリアップ滞在を終え、帰国。その様子についてはみんなが書いているので、ぜひそちらを読んで欲しいと思います。みんなの帰国後、私はかずママ、そして世界旅行中のえみちゃんと一緒に、その後プノンペンまで足を伸ばしました。

 目的は、ネアちゃん。ジャパンハートを通じて共に歩こうで支援させていただいている、カンボジアの医学生です。そのネアちゃんに会うため、今回プノンペンのジャパンハートを訪問させていただきました。古川和幸の“医師として働く夢”、古谷君の“カンボジアのために働く夢”を受け継ぎたい。その想いが、カンボジアで医者を目指す大学生の支援、という風に形を変えて、私たちはネアちゃんと知り合いました。

  “私も彼女に会いたい。”
 想いはあっても、なかなかタイミングがなく…

 以前に、かずママや代表の尾上がネアちゃんを訪問していて、「すごく可愛い女の子よ」「めちゃくちゃ勉強熱心でね」という話を聞きながら、想像ばかりを膨らましていました。そして今回、かずママの思い切りで長期滞在が決定。写真の中でしか会ったことがなかったネアちゃんと、やっと私もカンボジアで会える日がやってきて、嬉しいやら緊張するやら何が何だか…

 そんな色々な感情が行き交う中、ジャパンハートの事務所に到着、ネアちゃんとついにご対面。そして、話によく聞いていたスリエンさん(通訳)とピエン君(看護学生)にも会うことができました。ジャパンハートの方々もとても快く迎えてくれて、本当に嬉しかったです。その時の感情は、「来ちゃった…!」という感じ。

  会って間もなく、驚いたことが。私を見るなり、「ちよさん、やせましたね」と。え!?初めて会ったのに!…聞いてみると、「以前かずママにもらった写真で見たのより痩せてる」とのことでした。嬉しい!!私も女の子だから、痩せたなんて言われるとすごく嬉しい!でもそれよりも、写真をそこまで見ていてくれたことがとても嬉しくて、感動してしまいました。そしてネアちゃんがこの日来ていたTシャツは、以前かずママがおみやげに持っていったもの。これまたかずママ感動。

 そして今回おみやげに持って行ったのは、チョコレート型のパズル。簡単そうにみえて意外と難しいこのパズルに、みんなで頭を捻らせながら夢中になりました。ピエン君とネアちゃんのパズルの組み方がそれぞれ違って、それがすごく印象的でした。感覚でピースをおいていき、ここじゃない、ここかな、あれ?と、勢いのいいピエン君と、完成図とピースの形を照合しながら慎重にはめていくネアちゃん。そんな一生懸命になってる2人の姿を見ていて、可愛いな~と思いながら、頑張ってそれぞれの夢を叶えて欲しいし、叶えさせてあげたいと、心から思いました。それにしても、2人がすごく夢中になっていたので、勉強よりこのパズルに一生懸命になり過ぎちゃったらどうしよう!?なんて話にもなりましたが、そんな心配は無さそうなので、ホッ。勉強に疲れたら、頭の休憩に…って、パズルも十分頭を使う…(苦笑)楽しく気分転換にしてもらえると嬉しいですね!

  その日の夜は、ジャパンハートスタッフの方たちと一緒に、食事に行きました。色々なお話をしながら、将来的にこんなことができたら、あんなことができたらと、夢も膨らんで盛り上がり、とても楽しい時間でした。貴重な時間をありがとうございました。


 私たちはネアちゃんにとって、ちょっと堅い言葉で言えば「支援者」ですが、そういう言葉はしっくりこないので、私は「同志」だと思っています。

 ネアちゃんの夢のお手伝いすることができるのは、私達にとっても本当に幸せなことです。 私たちが実際にお手伝いをさせていただいているのはネアちゃんですが、ピエン君と出会えたのもご縁。今回、まどかちゃんがデザインしてくれた共に歩こうのTシャツを、ピエン君とネアちゃんにプレゼントしたので、同じ共に歩こうの仲間として、これからも一緒にその夢を応援していきたいと思います。

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プノンペンって…

  同じカンボジアだけど、なんだか違う。山路という田舎から、たとえば東京に出たとしてもこんなに驚かないのに。きっと私がシェムリアップのイメージをカンボジア全体のイメージとして勝手に認識していたんだと思います。まだまだ知らないカンボジアがどれだけあるんだろう?気になるところには、自分の足で直接行って見てみたい。そんなことも感じた長期滞在でした。

 シェムリアップ滞在時も含めて、今回はたくさんの方と出会い、たくさんの方と関わりを持つことができました。今回もお世話になった方々、出会ったすべての方々に、感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

 シェムリアップではしきりに頭が痛み、古谷くんを感じました。プノンペンに行くと、痛みはすーっとなくなり、今度はただただお兄ちゃんが喜んでいるのが伝わってきました。ずっと一緒にいてくれて、ありがとう。2人の夢を、私たちはこれからも追い続けます。2人の夢は、必ずたくさんの笑顔を作ることにつながる、そう信じています。

 笑顔を見に行くカンボジア。行くだけで笑顔になれるカンボジア。日本にいるより、はるかに笑ってる時間が多いことに気づきました。カンボジア、本当にすごく素敵な所だし楽しいです! お兄ちゃん、古谷君、これからも、空の上からみんなを見守っていてください。日本やカンボジアのみんながずっと笑顔でいられるように、見守っていてください。2人もどうか元気で、笑顔でいてください。そしてその笑顔を、夢の中でいいから和ママや恵ママに見せてあげてください(^^)




文:古川千代


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