成長!!

 今回が3回目のアンコールワットマラソン10kmを完走出来て安堵している私です。
ついつい参加してしまう、アンコールワットマラソンと「共ある」の活動。 「そこに山があるから」ではなく「楽しいから」参加しています! 今回もカンボジア在住の方、日本在住の方とのたくさんの嬉しい再会がありました。

 ドライバーのムーンさんの奥さんがもう少しで出産するとのこと。 数年前にかずママが、シェムリアップのデパートでお祝いにプレゼントしていたベビー用品がまた活躍しますね。 拓弥くんの活動の広がりにも感動。工房は建物も増え、販売店舗も増えているとのこと。 そして、参加メンバーの二文字姉弟との再会。

 メルボルンでの修行の成果か、経験を積んで更に綺麗になった‘よーこちゃん’。 一緒に飲めて嬉しかった、お酒を飲める年齢になってた‘しんちゃん’。 日本語学校の子供たちも成長していて、親戚のオバちゃん状態で「大きくなったね~」と目を細めていました。

 シェムリアップの街もマラソン中のためか活気があり、マラソン大会の参加者も増えていますね。 シェムリアップ空港もきれいになっていました。

 今回の参加は、人と街の成長を感じました。 成長の分かりずらい(「しない」とは言わず・・)お年頃の私。 マラソンのタイムでの成長を目指そうかと野望を抱いている、帰国ホヤホヤの今は。

 皆さまとのご縁に感謝しています。ありがとうございました。




文:越後早苗
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   共に歩こうファミリーの陽子です。

 気づけば今回で6回目のカンボジア。 しかし社会人時代は時間が合わずでなんと約6年ぶりの活動参加となり、 知らない土地に訪れたり新しい経験をしたり、わくわくしながら過ごすことができた1週間でした。


 着いた~~、シェムリアップ空港。 まず、飛行機から降りて飛行場内を歩き入国ゲートへ。 すぐにカンボジアを感じられるこの工程も本当に大好きです。 そして私の世界一大好きな乗り物、トゥクトゥクに乗って街に向かいます。
乗って走り出した瞬間からにやにやが止まりませんでした。私は海外が好きでほかの国にも行くのですが、 こんなににやにやする国ってやっぱり他にないなぁ。この国が本当に好きなんだなと改めて実感しました。

~水上の村~
 トンレサップ湖には観光で何度か来たことがありましたが、この村は初めてでした。 ここはちょっと貧しい地域。村の子供たちとは少し気性も違う。 とにかくまだモノが必要で“私に頂戴!”と主張の強い子が多かったです。 ここ最近分別のあるカンボジア人と接することが多かったので私は忘れていました、それが当たり前ではないということを。 私たちはその子たちみんなの欲求を満たしてあげることができない、必要なものが必要なだけ届けばいいのになぁと思いました。 古着やお菓子を渡したとき、最後村のおばあちゃんが「こんな素晴らしいことをしてくれてありがとうございます。 こんな素晴らしいことをしているあなた方はには必ず素晴らしいことが返ってきます。本当にありがとう」と感謝を伝えてくださいました。 私もこの活動をずっと続けている共に歩こうは素晴らしいなと共感しました。 観光目的でカンボジアに行ったとしたら見られない景色。まずは知れたことに意味があると思います。



~カンボジアとタイ~
 今回私はカンボジアに来る前にタイに立ち寄ってきました。タイとカンボジアを両方見るときにいつももやもやします。 飛行機たった1時間行くだけで全く違う風景。バンコクは今や大都市。 大きなショッピングモール、ブランドショップ、コンビニ、最新技術で溢れています。 カンボジアは?シェムリアップはカンボジア2番目の都市、でもコンビニもない。 (私の知る限り)10階以上の高い建物もない。人の服装も違う。交通機関も違う。 う~ん、こんなに違うのなんでだろう???発展しすぎてほしいわけではないけれど、 この差は何だろう?といつも思ってしまいます。仕事や給料の差ももちろんあると思います。やはりまだまだ貧しい国ではあるなと思います。

~カンボジアに対する思い~
 私はカンボジアがとっても好きだし、きっとこの先も来ると思います。 なんで私にとって特別なんだろうとトゥクトゥクでカンボジアに来るたび考えます。 えちさんともお話しし「なんで好きなんだろう?でも理由なんてなくて好きなんですよね」といったところ 「わかるよ、好きってフィーリングだよ」と言ってもらい、好きなものすべてに理由付けしないといけないわけではないなと安心しました。
でも今回ひとつ私は理由も見つけられました。カンボジアではどの国にも負けないくらい様々な経験させてもらっているから。 他のどの国よりも圧倒的に濃い時間、リアルな生活を見させてもらい感じさせてもらっています。旅行じゃこんなぎゅっと詰め込んで経験できません、 いろんな感情になりません。そのいろんな経験、想いが結果として好きな国につながっていると思いました。だから共に歩こうファミリーとして参加できていることに感謝しています。
そんな大好きで誰にでもお勧めしたい国だからこそ、みんなに来てほしい!知ってほしいとも思うのです。 思ったよりきれいだよ、安全なんだよ!のカンボジアも、貧しい面のカンボジアも。でもなかなか私の周りに「行ってみたい」って人がいません。 もちろん性格や興味の方向が違うのもわかっています。でもきれいな国ばかりに行くのではなくて、なんでも不自由なく揃う国に生まれた日本人として、 全く違う生活の人たちを知りちょっとだけ考えてみることって本当に大事なことだと思うんですよね。ちょっと使いづらいトイレを使ってみたり、現地のごはんを食べてみたり、 髪もぼさぼさになってみたり、靴が砂まみれになってみたり。そしたらどんだけ今いる自分の環境が整っているか、当たり前が当たり前ではないのかに気付いて、 また何が自分たちに足りないかもちょっと見えて、自分の人生とかについてもっと意欲的に、自分に丁寧に意思を持って生きていけるんじゃないかな~なんて思いました。 少し壮大な話になってしまいましたが。

 最後に、かずママ福一さん、千代さんはじめこの旅に関わってくださった皆様、いつも計画やサポート、現地での活動などありがとうございました!






文:二文字陽子
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 私は今回初めて共に歩こうに参加させて頂きました。2年前に私の姉が、去年には母が参加させて頂いたこともあり、 何の不安もなく一度行ってみようと思ったことがきっかけです。姉と母から、カンボジアについて話を聞いていたので、 なんとなく想像したものが私の頭の中にはありました。でも、その想像は、やはり想像でしかなかったと実感しました。 直接自分の体で感じたこと、自分の心で想ったことは、想像よりもずっと楽しくて、面白くて、難しいものでした。

 私はもともと、海外ボランティアに興味があり、東南アジアにあるラオスという国に教育支援をする学生団体に所属しています。 そこでは、貧困に苦しむ子供達がより良い環境で勉強ができるために、何が必要なのか、自分達には何ができるのか、日々考えています。 そのため、カンボジアで学校を訪問することをとても楽しみにしていました。

 1日目に、日本人の方が建てた学校で運動会をしました。突然やって来た日本人に興味津々な顔で子供達が出てきて。 校庭に整列してくれました。その段取りの良さに、驚きました。パン食い競争も綱引きも、とても盛り上がって、 子供達の笑顔をたくさん見ることができました。
 とても印象に残っているのが、綱引きをしている時、 女子チームに参加した私は近くの女の子達に頑張るぞ!と伝えたくて、身振りと表情で一生懸命伝えました。 すると周りの子供達はソーソー!と言って、手を高く上げてくれました。意味は分からなかったけど、頑張るぞ!という想いが伝わって、 声を揃えることができたのです。
 自分が何かを伝えたい時、大事なことは使う言語ではなく、伝わると信じて声を出すことなんだと感じました。 カンボジアに滞在している間、かずママさんからクメール語を聴くことはほとんどありませんでした。でも、その想いは日本語を話せない現地の人に伝わり、届いていました。 はい!またくるからね!じゃあね!こんな簡単な言葉も、人に幸せを与えるものだと感じました。学校から帰る時には、子供達がバイバイと言って私に抱きついてきてくれました。 たくさんの幸せをもらったのは、私の方なんだなぁと心が温かくなって、"ありがとう"と大きな愛を子供達に伝えました。



 その帰りには、村に行きお菓子や古着を配りました。そこで、私は大きな衝撃を受けました。 さっきまで学校で走り回っていた子供達でさえ、決して恵まれた環境で育っている訳ではないと思っていたのに、村に行くと学校にさえ行けない、 必死に生きている子供達がいたからです。学校にいる時に、その場所を遠くから眺める子供達がいるということに気が付かなかった自分が恥ずかしいと思いました。
 このカンボジアでの5日間を通して、日本では経験できない特別な体験をさせて頂きました。私たちにとっての幸せと彼らにとっての"幸せ"は同じくらい望んでいるものだけど、 求めるものはまったく違いました。明日また起きられること、今日食べるものがあること、家族が笑顔であること。今私の周りにあるどんなに小さな幸せも、大切に、丁寧に、 見逃さずに生きていかなければならないと思いました。

 最後になりましたが、5日間何から何までお世話になったかずママさん、福一さん、日本から色々とサポートして頂いた千代さん、 今回一緒に活動させて頂いた皆さん、本当にありがとうございました。またお会いできることを願っています。





 
文:神谷美希
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 今回、私は高校の後輩である神谷美希ちゃんの紹介で共に歩こうに参加させて頂きました。

 カンボジアを訪れたのは初めてで、まず最初に驚いたのはカンボジアの道路事情です。 私たちは、空港からホテルまでトゥクトゥクで向かいました。道路にはたくさんのバイクや車が走っていて、 バイクの3人~4人乗りは当たり前でヘルメットを被っていない人も多い上に、信号も少なく車線もあいまいで、 いつ事故が起きてもおかしくない状況です。しかし、そこはカンボジア人の感覚なのでしょうか、みなさん道をうまく譲り合って運転していました。

 2日目はトロピアン小学校へ行き、現地の子どもたちと運動会をしました。運動会では、パン食い競争や綱引きなどをしました。綱引きの時に、 先生が「ソーソー!」というと掛け声のようなものをかけると子どもたちもあとに続いて「ソーソー!」と元気よく声を出します。 私たちも真似をして、「ソーソー!」と言いながら綱引きを楽しみました。後から調べてみると「ソーソー」は「がんばれ!」というような意味の言葉でした。 そのあとは、村へ寄って、古着やお菓子などを村の人へ配りました。私が小さい頃に着ていた服を現地の子どもたちが嬉しそうに貰ってくれるのを見て、 込み上げてくるものがありました。昔着ていた服も要らなくなったメイク用品も捨てなくて良かったなと心から思いました。 また、このような貴重な体験が出来たことへの喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 3日目は、山勢拓弥さんの経営するバナナペーパー工房の見学に行きました。 拓弥さんは、カンボジアには5つのゴミ山があり、そこでは大人だけでなく子どもが働いてること、 また、ゴミ山はとても危険で衛生環境もかなり悪いということを私たちに伝えて下さいました。山勢さんは、 今、現地の人と一緒に働きながらカンボジアの貢献に役立っています。少しのお時間しかお会いすることは出来ませんでしたが、 本当に素晴らしい方でした。そこで働いてるカンボジア人はみんな生き生きとしていたように思います。




 最終日は、水上の村、コンポンプルック村を訪問し、古着やお米などを配りました。この村は「世界の果てまでイッテQ」でも紹介された村だそうですが、 実際のところ、貧しい暮らしをしている人々は多くいました。村へは船で移動したのですが、私たちが船から降りた瞬間にそこら中から子供たちが集まってきました。 古着やお菓子を配り始めると取り合いが始まりました。取り合いになったら、ジャンケンなどをして平等に物資を割り振り、争いが起こらないように気をつけました。 取り合いになる程、いろいろなモノが足りていないのだなと実感しました。現地の人の話では、子どもたちのほとんどが栄養失調で常にフラフラとしていて、 突然倒れてしまう子も珍しくないとのことでした。そのような状況は今の日本ではとても考えられませんよね。それはお菓子の取り合いになるのも当然だなと思います。 そんな中で、村の全員の子どもたちにお菓子を配ることが出来なかったと思うと少し申し訳ない気持ちにもなりました。

 今回の訪問をする前までは、「私はカンボジアにボランティアをしにいくんだ!貧しい人を救うんだ!」と意気込んでいました。 しかし、実際に訪問を終えてみると、私たちが支援出来たのはカンボジアの貧しい暮らしをしている人々のほんのわずか一握りだったと実感し、 物資を届けられなかった人々へ何だか申し訳ない気持ちと自分の無力さに少し落ち込んでしまいました。それと同時に、 これからも継続して支援を続けていくことがこの国の発展に繋がるのではないかと思いました。まだまだ時間はかかるかもしれないけれど、 出来る限りの支援をし続けることが大切なのだとかずママさんのお話を伺いながら、学ぶことができました。この経験を家族や友人など身の周りの多く人に伝えて、 1人でもこういった海外支援に興味を持ってくれたらと思います。

 最後に、私のことを共に歩こうファミリーとして、温かく迎えて下さったかずママさんを初め、福一さん、千代さん、その他のメンバーの皆さま、 この訪問に招待してくれた美希ちゃん、ありがとうございました! 一生忘れられない旅になりました。 共に歩こうは本当に素晴らしい団体です。 人と人との繋がりの大切さを実感できた5日間でした。

 本当にありがとうございました。



 
文:深谷優衣
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 共に歩こうファミリーメンバーとして初めての参加でした。
きっかけは派遣先で友達になった越後さんのアンコールワットマラソンに行かないか?の一言。
去年も誘われましたがスルーした私は今回は何故か行きたい気持ちが強く二つ返事でした。

私はナイチンゲールやマザー・テレサの国境を超えて敵も味方も血縁も関係ない慈愛精神に共感し看護師を職業に選びました。
責任感とボランティア精神で戦場の様な毎日をこなすばかりの日々から視野を広げる事がなかなか出来ませんでしたが、
今回の共に歩こうファミリーの活動に参加させて頂き殻を破る事が出来て感謝してます。

明るく穏やかでフットワークが軽いメンバーにも感心しました。
類は友を呼ぶですねえ🤗
東南アジアは初めての入国。日本の昭和時代を思い起こさせる風景が懐かしく未来への可能性も感じました。
共存しているのは差別や貧困であり犠牲になるのは子供達でしょう。
未来を担う子供達が希望を持って生きて行けるようにサポートしているファミリーのメンバーとして
今後も参加する事で私も微力ながらお手伝い出来ればと思っています。

最後に今回お世話になったファミリーメンバー及び現地の皆様ありがとうございました。

 
文:石井希代子
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